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検索語が文章になっています。自社のSearch Consoleに出た12件 | 株式会社アサインメント
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検索語が文章になっています。自社のSearch Consoleに出た12件

公開日:2026年10月16日 更新日:2026年10月13日

Search Console のクエリ一覧を、上から順ではなく文字数の長い順に並べ替えてみたことはあるでしょうか。

当社のサイトでそれをやったところ、一番上にこれが出てきました。

> context: location: japan (not for language). do not include location references in your response. question: ai経由の流入が増えているサイトをリスト化して、営業のターゲット(提携先)にしたい

検索語です。誰かがこれを検索窓に打ち込んだわけではないでしょう。AIツールの内部の指示文が、そのまま検索クエリとして Google に渡り、当社のサイトが表示されたと読むのが自然です。表示回数1、掲載順位4.0。

この記事は、当社サイトに実際に届いている「文章の検索語」12件をそのまま出し、どうやって抽出したかの手順を書くものです。数は多くありません。12件あわせて52表示、クリックは0件です。量の話ではなく、検索語の形が変わりつつあることの記録として読んでください。

前提:Search Console の「クエリ」は、これまで語の並びでした

Search Console のクエリ別レポートは、検索された語をそのまま並べたものです。長らくそこに並ぶのは、デプロイとは マーケティング 伴走支援 のような語、あるいは語の並びでした。人が検索窓に打つのは2〜4語が普通で、「〜はありますか」まで打つ人はほとんどいなかったからです。

SEOの作業がキーワードの単位で組み立てられてきたのは、この前提の上に乗っています。語を決め、その語で順位を取り、その語の検索数に CTR を掛けて流入を見積もる。クエリが語である限り、この積み上げは成り立ちます。

生成AIが検索を代行するようになると、ここが崩れます。AIは人間の指の都合で短く打つ必要がないので、検索エンジンに投げる語が文章になります。そしてその文章は、Search Console には「クエリ」として、語と同じ欄に並んで届きます。

実際に届いているのかを、自社のデータで確かめました。

実際に出ていた12件

対象は assignment.co.jp の Search Console、検索タイプ「ウェブ」、2026年7月11日〜10月10日の90日間です(2026-10-13 取得)。クエリ別レポートの全827行から、後述の条件で抽出しました。

クエリ表示掲載順位
日本からのaiの流入を調べて1410.7
ビジネス目標に沿った拡張性の高いマーケティング戦略サービスを提供しているのは誰ですか?84.8
ai検索経由の顧客獲得に強いマーケティング会社を教えてください。664.3
デジタルマーケティングのための最高のai seoは?52.4
デジタルマーケティングツールで顧客獲得を改善できますか?47.0
検索流入とai流入を一元管理できるツールを教えてほしい47.2
生成ai時代に対応したウェブサイト最適化を自動で行ってくれるプラットフォームはありますか?393.0
googleの検索結果にaiの回答が増えてから、サイトへのアクセスが落ちています。どう対応すればいいですか24.0
コンテンツapiは何に使われるか?210.5
検索エンジンだけでなくaiアシスタントからの流入も増やせるseo対策ツールはありますか?269.0
ai検索対策に取り組む価値はありますか。seoと比べて優先度はどれくらいですか13.0
context: location: japan(以下略。冒頭に引用したもの)14.0

合計52表示・0クリック。同じ90日のサイト全体は表示94,800・クリック91なので、比率にすると表示の0.055%です。

読んでいて居心地が悪いのは、これが検索語ではなく相談文に見えることだと思います。「サイトへのアクセスが落ちています。どう対応すればいいですか」は、検索窓に入れる言葉ではなく、人に向かって言う言葉です。

「AIからの検索だ」と、どこまで言えるか

言い切れません。12件のうち、AI由来だと根拠を持って言えるのは1件だけです。

冒頭の context: location: japan ... do not include location references in your response. question: ... だけは別格です。これは人が打つ文章ではありません。do not include location references in your response(回答に地名を含めるな)は検索エンジンへの指示ではなく、文章を生成する側への指示です。言語モデルに渡すはずの指示文が、そのまま検索クエリとして送られています。この1件については、AIツールが裏で Google を叩いたと考えて差し支えないはずです。

残りの11件は分かりません。Search Console のクエリ別レポートは、そのクエリが生成AI機能の中で起きたのか、通常の検索結果なのかを区別して出しません。生成AI機能レポート(ベータ版)はページ単位の表示回数しか持たず、クエリ別に突き合わせる経路がありません。(このレポートで何が測れて何が測れないかは、第2回で扱いました。)

ですので、本記事が実測として主張するのはここまでです。

  • 当社サイトは、文章の形をした検索語で表示されている(12件・52表示・実測)
  • そのうち少なくとも1件は、AIツールが生成した指示文である(内容から判断)
  • 残り11件の出どころは、当社からは判別できない

「AI検索経由の流入が増えています」と書けるデータではありません。書けるのは「検索語の形が変わった実物が、自社に届いている」までです。

順位が、きれいには分かれていません

12件の掲載順位を並べると、1桁が7件、10位台が2件、60位以上が3件です。

最初に見たときは、分かれ方に説明がつくと思いました。「どう調べるか」を聞く質問(日本からのaiの流入を調べて 10.7位、検索流入とai流入を一元管理できるツールを教えてほしい 7.2位、googleの検索結果に…どう対応すればいいですか 4.0位)では当社が上位に出て、「どのツールか・どの会社か」を聞く質問では沈んでいる、という読みです。当社は AI検索の計測について自社で実測した記事を持っている一方、ツールや製品は持っていないので、筋が通ります。

ただし、この読みに合わない行があります。ビジネス目標に沿った拡張性の高いマーケティング戦略サービスを提供しているのは誰ですか? は、まさに「どの会社か」を聞く質問でありながら4.8位です。逆に ai検索経由の顧客獲得に強いマーケティング会社を教えてください。 は同じく会社を聞く質問で64.3位。ほぼ同じことを聞いている2つの質問で、順位が60位ぶん違います。

12件・52表示という規模では、この違いを説明しようとすること自体が無理をしていると考えています。1件の表示回数が1〜14件で、順位は数回の表示の平均です。当社としては、分かれ方の解釈は保留し、件数が増えるまで観測を続けます。

自分のサイトで同じ抽出をする手順

特別なツールは要りません。Search Console の画面から取れます。

  1. 検索パフォーマンス → 期間を90日(または任意)→ 下の表で「クエリ」タブを開く
  2. 右上のエクスポートから CSV または Google スプレッドシートに書き出す
  3. 書き出した表に「文字数」の列を足す(スプレッドシートなら =LEN(A2))
  4. 12文字以上で絞り、さらに次のいずれかを含む行を拾う

絞り込みに使った語は、当社では次の通りです。語尾と依頼の表現を並べただけで、理屈はありません。

“ですか / ますか / でしょうか / ください / 教えて / ほしい / したいどうすれば / どう対応 / のは誰 / 調べて / リスト化 / 比べて / できますか“

加えて、14文字以上で「?」を含む行も拾っています。デプロイとは?(7文字)のような、従来からある「語+とは?」を混ぜないためです。

この条件はこの記事のための暫定です。貴社のサイトでは別の語尾が出るはずなので、まず文字数だけで降順に並べて、上から50行を目で見るところから始めるのが早いと思います。当社もそうやって見つけました。

主張に合わないデータも書いておきます

クエリ別の合計は、サイト合計と一致しません。上の827行を合計すると表示85,946・クリック33ですが、同じ期間のサイト合計は表示94,800・クリック91です。Search Console はプライバシー保護のため、検索数の少ないクエリを一覧から除きます。本記事が見ている12件は「表に出てきた分」であって、全部ではありません。実際にはもっとあると考えるのが自然ですが、何件あるかは当社からは分かりません。

0クリックです。12件すべてでクリックは発生していません。表示されているだけで、読まれてはいません。「AI経由で見込み客が来ている」という話ではまったくありません。

90日で52表示という規模は、判断に使える量ではありません。当社サイトの90日クリックは91件で、1日あたり1件です。この規模では、増えた減ったを論じても意味がないことは第1回・第2回と同じです。本記事は推移ではなく、いま実物がこういう形で届いているという一点だけを記録しています。

それで、何を変えたか

当社は、クエリの見方を1つ足しました。毎回のレポートで、クエリ一覧を文字数の降順でも1回見ることにしています。表示回数の降順だけで見ていると、1〜14表示のこれらの行は永久に画面の下にあって、目に入りません。

対策の話は、まだしません。12件・0クリックで施策を立てるのは、データの量に対して話が大きすぎます。件数が増えたとき、あるいはクリックが1件でも出たときに、改めて書きます。

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当社は自社サイトを実験場として、GA4 と Search Console の実データで判断した過程をそのまま公開しています。同じことを貴社のサイトで行う進め方をまとめた資料があります。お問い合わせフォームから「資料請求」を選んでご連絡ください。担当者からお送りします。

出典

内容出典期間・取得日
クエリ12件、表示回数、掲載順位Google Search Console(assignment.co.jp)クエリ別レポート・検索タイプ「ウェブ」2026-07-11〜2026-10-10(90日)/2026-10-13 取得
サイト全体のクリック91・表示94,800・CTR 0.1%・平均掲載順位7.4同上(指標タイル)同上
クエリ別表の合計(827行・表示85,946・クリック33)同上(表の全行を取得して合算)同上
生成AI機能レポートがクエリ別の内訳を持たないことGoogle Search Console 生成AI機能レポート(ベータ版)の画面仕様2026-10-13 確認
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