作成日: 2022年12月13日(火)
更新日: 2022年12月10日(土)
アサインメント用語集は、デジタル領域の初学者をメインに簡易な用語の理解と一般的な説明を併記した学習コンテンツです。
組織や個人の活動における、成果を出すために重要な計測対象のこと。なのにいつの間にか何個もKPIが設定され「どれも大事!」という状態になるもの。マネジメントがちゃんと仕事しているかが、表の意味(指標達成)でも裏の意味(乱雑に設定され管理職が業務を掌握できてない)でも確認できるもの。日々の活動で意識するのは数個じゃないの?
KPIはKey Performance Indicatorの略で、”重要業績評価指標”などと訳されることが多い用語です。
A key performance indicator (KPI) is a high-level measure of system output, traffic or other usage, simplified for gathering and review on a weekly, monthly or quarterly basis. Typical examples are bandwidth availability, transactions per second and calls per user. KPIs are often combined with cost measures (e.g., cost per transaction or cost per user) to build key system operating metrics.
重要業績評価指標(KPI)とは、システムの出力、トラフィック、その他の使用状況に関するハイレベルな指標で、週単位、月単位、四半期単位での収集とレビューのために簡素化されています。典型的な例としては、帯域幅の利用可能性、1秒あたりのトランザクション数、ユーザーあたりの通話数などがある。KPI は、しばしばコスト指標(トランザクションあたりのコスト、ユーザーあたりのコストなど)と組み合わされ、主要なシステム運用指標を構築する。
Gartner Glossary : Key Performance Indicator (KPI)
ビジネス活動においてトラッキング(計測)すべき指標が多くなる中で、何にフォーカスすべきなのかということを明瞭にするために設定されているものと考えることが多いです。
KPIを導き出す際に、企業や組織単位において達成すべき指標としてKGI(Key Goal Indicator)を設定します。KGIは組織全体での最終的な目標数値と理解するとよいでしょう。多くは”売上”や”利益率”などが該当します。
KGIに対してKPIは、KGIを達成するために必要なプロセスや、そのプロセスを進めるために重要な指標となるものです。なので、KPIが単独で存在することはなく前提となるKGIとしての組織の目標があることになります。
KPIの設定をし運用を行うと、組織によってはなんでもかんでもKPIになってしまい結局「何を達成すればよいのか?」ということでKPIの意味をなさなくなる事態に出くわします。一般的にKPIは数個レベルで設定しないと機能しなくなることが多いようです。また複数のKPIがある場合、それぞれが独立した指標なのか?(A、Bという指標があった場合、Aという指標はある程度Bという指標を見ていれば導出される場合、Bをトラッキングしておけば良い。Aという指標は不要である。)というような点で棚卸しをしていくことも必要になります。
また、組織や個人にKPIは設定されることが多いのですが、「なぜこの指標がKPIに設定されているのか?」について落とし込まれている(理解・納得している)かも確認する必要があります。KPIは設定することではなく、実行して組織・個人がパフォーマンスを発揮することが目的なので、目的を間違えないように運用するようにしたいものです。
サービス
目次 - Contents - マーケティングとは マーケティングの定義 デジタルマーケティング支援で必要な勘所 サービス提供方式 定例会参加からの作業割り出し 短期集中でのマーケティング・プランニング マーケティングと…
もっと詳しく