作成日: 2025年01月06日(月)
更新日: 2025年01月02日(木)
アサインメント用語集は、デジタル領域の初学者をメインに簡易な用語の理解と一般的な説明を併記した学習コンテンツです。
最近まで自動化ツールの筆頭であったもの。単純なものや繰り返す作業、定期的に発生する作業について確実に処理をしてくれるありがたいツールでした。
ただし、生成AIがファイルのデータ処理などをできるようになり複雑な作業もこなせるようになってきている(例:GPTs)。今後、アプリやプラットフォームの壁も超えて利用できるようになることが想定されているので、RPAという呼び方自体が消滅するのではないかと考えている。
もちろん生成AIはRPAと異なり、「絶対確実に所定の動作をする」「毎度同じ結果を提供する」という点では不確定な箇所も残っているため、まだまだRPAとして利用するには改善すべき点は多い。ただし、プロンプトで対応できる部分も多いので、結論「設定した人間の問題」となりそう。RPAもそんな課題があったような気がしますが????
RPA (robotic process automation)とはルールエンジン・機械学習・人工知能などを活用し、ホワイトカラー業務を効率化・自動化する仕組みのこと。仮想知的労働者(Digital Labor)とも呼ばれる。
参照: 厚生労働省「RPAの導入状況について」
また、具体的な仕組みなどについては次のように記される。
Robotic process automation (RPA) is a productivity tool that allows a user to configure one or more scripts (which some vendors refer to as “bots”) to activate specific keystrokes in an automated fashion. The result is that the bots can be used to mimic or emulate selected tasks (transaction st
eps) within an overall business or IT process. These may include manipulating data, passing data to and from different applications, triggering responses, or executing transactions. RPA uses a combination of user interface interaction and descriptor technologies. The scripts can overlay on one or more software applications.
ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)は、ユーザーが1つまたは複数のスクリプト(ベンダーによっては「ボット」と呼ぶ)を設定し、特定のキー入力を自動で実行できるようにする生産性向上ツールである。その結果、ボットを使用して、全体的なビジネスまたはITプロセス内の選択されたタスク(トランザクション・ステップ)を模倣またはエミュレートすることができる。これには、データの操作、異なるアプリケーションとのデータの受け渡し、応答のトリガー、トランザクションの実行などが含まれる。RPAは、ユーザーインターフェイス対話と記述子技術を組み合わせて使用する。スクリプトは、1つまたは複数のソフトウェア・アプリケーション上にオーバーレイすることができる。 ※DeepL訳
参照: Gartner Glossary – Robotic Process Automation (RPA)
定型化された業務をRobotで代行させるというものです。それでは、サーバーにプログラムを組んでも同じかと思いますが、より個人レベルの業務で個人向けのアプリケーションやWebを利用して、個々人のタスクの生産性を向上させようというものになります。
ただし、この手の仕組みは定型化されたように設計する当人が業務を整理することが必要であるため、2000年代に流行仕掛けたエンドユーザー・コンピューティング(End User Computing)同様に完全に個人レベルで扱えているかは不明なことが多い。個々人レベルで利用しているのはエンジニアや、プログラミングを嗜んでいるなど限定されている。
今後の後継技術としては生成AIがこれにあたると考えられる。理由としては口語のプロンプトで作業指示を行えることになるため、実装のハードルが下がるためである。ただし、専門用語や情報処理のリテラシーに依存する部分も多いので、平易な言い回しで生成AIがどこまで対応できるほど進化するかが興味を持たれるところである。
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