作成日: 2024年08月28日(水)
更新日: 2024年11月14日(木)
アサインメント用語集は、デジタル領域の初学者をメインに簡易な用語の理解と一般的な説明を併記した学習コンテンツです。
一人(一社ないし一単位)のお客さんが一生のうちにあなたのビジネスにもたらすお金の総額を指します。
CLVを理解すると、「このお客さんを獲得するためにどれくらいのコストをかけてもいいのか?」を判断していくための指標として利用できます。
各サービスごとの目標として設定するには意義のある数字ですが、居酒屋で寄った勢いで喋ると「どんだけお客さんから毟るのか?」と周囲から思われかねないこともあるので、口にするTPOはわきまえるべき言葉かと思われます。
デジタルマーケティング問わず、2000年前後ころからのITやWebの発達において一番肝心なことは計測をして、適切な対策を行うということです。計測から導き出される期待値(確率)を元にビジネスを進めるということが、大きな変化でした。
特にSaaSビジネスでは、多くの事象が計測可能であることからいかにマーケティングにおける事象を計測していくか?合理的な活動を行うかというなかで出てきたのがCLVやLTVといった指標です。例えばGartnerですとCLVは次のように考えられています。
Customer lifetime value (CLV) is the total revenue or profit generated by a customer over the entire course of their relationship with your business. Simply speaking, it’s a metric to measure the total amount of money a software buyer has spent (or is expected to spend) on your products and services throughout their lifetime as a customer.
DeepL訳: 顧客生涯価値(CLV:Customer lifetime value)とは、顧客とあなたのビジネスとの関係全体にわたって、その顧客が生み出した収益または利益の総額のことです。簡単に言えば、ソフトウェア購入者が顧客としての生涯を通じて、貴社の製品やサービスに費やした(または費やすと予想される)金額の合計を測定する指標です。
会話として「CLV/LTVどうなの?」となりがちではありますが、あくまで統計数値ですので置かれている環境により意味合いが異なります。
例: ローンチして1年程度のサービスでCLVを語っても初期から継続中のお客様が大半であったりするので、あまり意味のある数字とならない。
参考: SaaSアナリティクス — 今さら聞けないサブスクリプション・ビジネス最重要指標 — Vol. 8- CLV(顧客生涯価値)の計算方法